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2019年の主な天文現象



2019年の主な天文現象についてまとめてみました。 天文を題材とした行事予定にお役立ていただくと嬉しく思います。

流星の情報については、「日本流星研究会」内山茂男さん(千葉県柏市)にご教示頂きました。 また、惑星現象については主な部分を 相馬充さん(国立天文台)にご教示いただいております。 星食関連の予報は、比較的充実しております。流星や星食は、アマチュアが天文学に直接かか わることのできる数少ない分野ですので、多くの観測者の得られることを 期待しております。
何かご不明なことや修正すべき点にお気づきの方がいらっしゃいましたら、ご一報いただけますと幸いです。
(掲載:2018年5月20日)

天体観測手帳2019
天体観測手帳2019
1,280円[+税]
毎年好評の「天体観測手帳」2019年版です。
早水 勉 著/技術評論社
2018-9-10


  節気・雑節(2019年1月〜2020年3月)
○二十四節気
2019年
 1月 6日 小寒
 1月20日 大寒
 2月 4日 立春
 2月19日 雨水
 3月 6日 啓蟄
 3月21日 春分
 4月 5日 清明
 4月20日 穀雨
 5月 6日 立夏
 5月21日 小満
 6月 6日 芒種
 6月22日 夏至
 7月 7日 小暑
 7月23日 大暑
 8月 8日 立秋
 8月23日 処暑
 9月 8日 白露
 9月23日 秋分
10月 8日 寒露
10月24日 霜降
11月 8日 立冬
11月22日 小雪
12月 7日 大雪
12月22日 冬至

2020年
 1月 6日 小寒
 1月20日 大寒
 2月 4日 立春
 2月19日 雨水
 3月 5日 啓蟄
 3月20日 春分

○雑節
2019年
 1月17日 土用
 2月 3日 節分
 3月18日 彼岸の入り
 3月22日 社日
 4月17日 土用
 5月 2日 八十八夜
 6月11日 入梅
 7月 2日 半夏生
 7月20日 土用
 9月 1日 二百十日
 9月20日 彼岸の入り
 9月28日 社日
10月21日 土用

2020年
 1月18日 土用
 2月 3日 節分
 3月16日 社日
 3月17日 彼岸の入り

  惑星の暦 (2019年1月〜2020年3月)
2019年
 1月 2日 土星   合
 1月 6日 金星   西方最大離角
 1月19日 天王星 東矩
 1月30日 水星   外合
 2月27日 水星   東方最大離角
 3月 7日 海王星 合
 3月14日 木星   西矩
 3月15日 水星   内合
 4月10日 土星   西矩
 4月12日 水星   西方最大離角
 4月23日 天王星 合
 5月21日 水星   外合
 6月10日 海王星 西矩
 6月11日 木星   衝
 6月24日 水星   東方最大離角
 7月10日 土星   衝
 7月21日 水星   内合
 7月30日 天王星 西矩
 8月10日 水星   西方最大離角
 8月14日 金星   外合
 9月 2日 火星   合
 9月 4日 水星   外合
 9月 9日 木星   東矩
 9月10日 海王星 衝
10月 8日 土星   東矩
10月20日 水星   東方最大離角
10月28日 天王星 衝
11月12日 水星   内合
11月28日 水星   西方最大離角
12月 8日 海王星 東矩
12月28日 木星   合

2020年
 1月10日 水星   外合
 1月14日 土星   合
 1月19日 天王星 東矩
 2月10日 水星   東方最大離角
 2月25日 水星   内合
 3月 9日 海王星 合
 3月24日 水星   西方最大離角
 3月25日 金星   東方最大離角

  月の暦 (2019年1月〜2020年3月)
  新月      上弦      満月      下弦
2019年
 1月 6日   1月14日   1月21日   1月28日
 2月 5日   2月13日   2月20日   2月26日
 3月 7日   3月14日   3月21日   3月28日
 4月 5日   4月13日   4月19日   4月27日
 5月 5日   5月12日   5月19日   5月27日
 6月 3日   6月10日   6月17日   6月25日
 7月 3日   7月 9日   7月17日   7月25日
 8月 1日   8月 8日   8月15日   8月23日
 8月30日   9月 6日   9月14日   9月22日
(9月13日 中秋の名月)
 9月29日  10月 6日  10月14日  10月21日
10月28日  11月 4日  11月12日  11月20日
11月27日  12月 4日  12月12日  12月19日
12月26日

2020年
           1月 3日   1月11日   1月17日
 1月25日   2月 2日   2月 9日   2月16日
 2月24日   3月 3日   3月10日   3月16日
 3月24日

  主な天文現象 (2019年1月〜2020年3月)

2019年
○ 1月 6日  全国で部分日食
全国で全過程の見られる好条件の部分日食が見られる。全地球的にはロシア極東部
で食分0.715まで欠けるが、地平線付近となるため、日本付近の観察条件が最も良い。
  部分食の開始  札幌:08h46m32s, 仙台:08h44m47s, 東京:08h43m51s, 大阪:08h40m38s
                福岡:08h38m38s, 鹿児島:08h40m28s, 那覇:08h50m19s
  食の最大(食分)札幌:10h13m29s(0.539), 仙台:10h09m49s(0.469), 東京:10h06m05s(0.422), 大阪:09h57m12s(0.378)
                福岡:09h47m25s(0.318), 鹿児島:09h46m31s(0.284), 那覇:09h39m18s(0.143)
  部分食の終了  札幌:11h47m22s, 仙台:11h42m38s, 東京:11h36m35s, 大阪:11h22m38s
                福岡:11h04m38s, 鹿児島:11h00m33s, 那覇:10h32m59s

○ 7月17日  西日本で月没帯食
中国・四国地方以西で、月がわずかに月食した状態で西の地平線に沈む。
今回の月食の全過程を見られるのは、中東から東ヨーロッパ,アフリカで、日本では
月が地球の本影にかかる頃に月没となってしまう。
(予報)
部分食の開始	05h01m
食の最大	06h31m(食分0.65)
部分食の終了	08h00m
(各地の月没)
東京	04h35m		月食前に月没
大阪	04h55m		月食前に月没
福岡	05h19m
鹿児島	05h24m
那覇	05h47m

○ 8月13日 ペルセウス座流星群極大。
3大流星群の1つ。夜明け前に放射点が高く上るので、宵よりも夜明け前の方が多くの
流星を見られる。また、20時頃には、出現数は少なめだが、高速で長経路の印象的な
流星が見られる。ただ、2019年は月齢12の明るい月がかなり邪魔をする。極大は日本
時刻の13日16時頃。13日未明は、月没から薄明まで1時間程度あり、このときに
40個/時程度の出現が見られるであろう。

○11月14日 小惑星アルタエアによる おうし座γ星の食
23時02〜04分頃、小惑星アルタエア(119 Altaea) が、おうし座γ星(3.8等)を隠す。
これほど明るい恒星が小惑星に星食されることは極めてまれで、国内で6.0等より明る
い肉眼級の恒星の食が実際に観測された例はわずか3例しかない。小惑星は12等と
非常に暗いために、実際に食が起きると おうしの鼻γ星が瞬間的に消失したように見
える。食の継続時間は最長6秒。当初の予報星食帯は、関東南部と九州南東部とされて
いるが、小惑星の軌道は誤差が大きく、現象の1〜2月前には、直前の観測結果を加
味した改良予報が発表される。

○12月14/15日 ふたご座流星群極大。
年間最大の出現をほぼ一晩中見せる流星群。ただ、2019年は満月過ぎの明るい月が
ふたご座で輝き、観測条件は最悪といえる。この流星群では、明るい流星のピークが
全体のピークより半日程度遅れるのだが、それが15日の昼間になってしまうことも残
念である。出現数は20個/時程度だろうか。

○12月26日  全国で部分日食
東南アジアでは金環日食が見られるが、日本では全国で部分日食が見られる。ただし、
東日本では、日食中に日没する日没帯食となる。西日本では日食の全過程がみられる。
  部分食の開始  札幌:14h31m32s, 仙台:14h30m03s, 東京:14h28m12s, 大阪:14h22m37s
                福岡:14h13m59s, 鹿児島:14h12m45s, 那覇:14h02m20s
  食の最大(食分)札幌:15h27m03s(0.264), 仙台:15h33m21s(0.348), 東京:15h35m27s(0.389), 大阪:15h31m39s(0.369)
                福岡:15h25m16s(0.345), 鹿児島:15h27m40s(0.386), 那覇:15h27m37s(0.475)
  部分食の終了  札幌:日没後, 仙台:日没後, 東京:日没後, 大阪:16h32m44s
                福岡:16h28m15s, 鹿児島:16h33m10s, 那覇:16h40m25s

2020年
(1〜3月に顕著な天文現象は見当たらない)

  主な流星群 (2019年1月〜12月)
 1月 4日未明 しぶんぎ座流星群極大
3大流星群の1つ。夜明け前に放射点が高くなるので、夜明け前に多くの流星が見られ
る。2019年は、月明かりがなく条件は良好。極大が日本時刻の4日11時頃と予想され、
4日の明け方に向けて流星数が増加していき、薄明開始前には40個/時くらい見られる
であろう。ただ、この流星群は、年によって明らかに出現数が変動し、見てみないと
どのくらいの出現が見られるかわからない流星群である。なお、活発な出現は長続き
しない流星群で、極大から1日ずれると2個/時程度まで減ってしまう。

 4月22/23日  こと座流星群極大。
夜明け前に向けて放射点が高くなるとともに流星が増加する。2019年のピークは日本
時刻の23日7時前後だが、23日未明は満月過ぎの明るい月明かりがあり観測条件は最悪
と言える。総合的に見て3〜4個/時程度の出現であろう。極大は比較的シャープで、
1日ずれると出現数は1/3〜1/4に減少する。この群は過去に何度も100個/時以上の突発
出現をしている。ダストトレイル計算によると、今年突発出現する可能性は低い。

 5月 6日頃  みずがめ座η流星群極大。
ハレー彗星を母天体とする流星群で、薄明開始直前に高速で長経路の印象的な流星が
見られる。ただし、日本では放射点が高くなる前に薄明となるため、出現は1時間余り
しか見られない。2019年の極大頃はほぼ新月で月明かりの心配がない。出現数は薄明
開始前後で5〜10個/時程度であろう。なお、極大日から2日程度ずれても出現数はあま
り変わらない。

8月13日 ペルセウス座流星群極大。
3大流星群の1つ。夜明け前に放射点が高く上るので、宵よりも夜明け前の方が多くの
流星を見られる。また、20時頃には、出現数は少なめだが、高速で長経路の印象的な
流星が見られる。ただ、2019年は月齢12の明るい月がかなり邪魔をする。極大は日本
時刻の13日16時頃。13日未明は、月没から薄明まで1時間程度あり、このときに
40個/時程度の出現が見られるであろう。

10月22〜24日 オリオン座流星群極大。
ハレー彗星を母天体とする流星群で、高速で印象的な流星が見られる。また、この頃
はおうし座流星群の流星も少ないながら見られるが、おうし群の流星はゆっくりで、
オリオン群との対比が面白い。夜半から夜明け前にかけて輻射点が高くなり、流星数
も増えていく。極大から2日程度ずれても出現数はそれほど減らない。2019年は、残念
なことに下弦の月が放射点の近くで輝いている。5個/時程度の出現であろう。

11月上旬 おうし座流星群極大。
おうし座流星群は南群と北群に分けられ、南群が11月1日頃、北群が11月12日頃に極大
となる。両群を合わせると、11月上旬が極大と考えてよいだろう。2019年は11月12日
が満月なので、北群の極大付近は最悪の条件となるが、活動期間が長いので月明かり
のないときも十分ある。南北両群合わせて5個/時程度の出現が見られるだろう。

11月18日 しし座流星群極大。
高速で印象的な流星が見られる流星群。ゆっくり流れるおうし群との対比も面白い。
極大付近の2〜3日間は出現数もあまり変わらない。放射点が上がってくる夜半後に群
流星が見られるのだが、2019年は下弦前の月明かりがあり、条件は悪い。5個/時程度
の出現であろう。

12月14/15日 ふたご座流星群極大。
年間最大の出現をほぼ一晩中見せる流星群。ただ、2019年は満月過ぎの明るい月が
ふたご座で輝き、観測条件は最悪といえる。この流星群では、明るい流星のピークが
全体のピークより半日程度遅れるのだが、それが15日の昼間になってしまうことも残
念である。出現数は20個/時程度だろうか。

12月22/23日 こぐま座流星群極大。
輻射点がこぐま座にあり、24時間沈まないため、一晩中観測できる流星群。ただし、
輻射点高度は明け方の方が高くなる。ときどき活発に出現することあり、最近では
2011年と2017年には平年の2〜3倍の出現が見られている。2019年は月が細く観測条件
は良好。ただ、極大が日本では昼間になってしまうので出現数は 3〜5個/時程度であ
ろう。

※ 出現数は人工光害のほとんどないところでの大体の値です。月明かりを考慮して推測しています。
※ 流星群のピーク時刻は全地球的なものです。実際には観測地の輻射点の高度が重要です。
※ 「13/14日」は「13日から14日にかけての夜」を意味します。

  主な彗星(2019年1月〜12月)
1月 46P/ウィルタネン彗星
ウイルタネン彗星(46P/Wirtanen) は、1948年に発見された5.4年の周期彗星。2018年
12月16日に地球に0.078天文単位まで最接近したのち、この1月も引き続き観察の好期
で、大きく広がった姿を肉眼でも見られるかもしれない。北半球から見やすい位置に
あり2月には光度は落ちるものの、まだ双眼鏡級の明るさを維持するだろう。彗星は
淡く広がっているので、観察には月明かりの影響の少ない月初か月末がお勧め。

  主な星食 (2019年1月〜2020年3月)
2019年
 1月17日 ヒヤデス星団食
      δ1Tau(3.8等)の食
         暗縁潜入/ 鹿児島:23h04m, 那覇:22h41m
         明縁出現/ 鹿児島:23h35m, 那覇:23h48m
      δ2Tau(4.8等)の食
         暗縁潜入/ 仙台:23h43m, 東京:23h37m, 大阪:23h29m, 福岡:23h20m
                   鹿児島:23h18m, 那覇:23h11m
         明縁出現/ 仙台:24h23m, 東京:24h30m, 大阪:24h29m, 福岡:24h26m
                   鹿児島:24h29m, 那覇:24h31m

 1月22日 01h頃 プレセペ星団の食

 3月17日 23h頃 プレセペ星団の食

 4月 9日 ヒヤデス星団食
      δ1Tau(3.8等)の食
         暗縁潜入/ 札幌:20h16m, 仙台:20h21m, 東京:20h24m, 大阪:20h25m
                   福岡:20h26m, 鹿児島:20h30m, 那覇:食なし
         明縁出現/ 札幌:21h14m, 仙台:21h18m, 東京:21h20m, 大阪:21h20m
                   福岡:21h18m, 鹿児島:21h18m, 那覇:食なし
      δ2Tau(4.8等)の食
         暗縁潜入/ 札幌:20h48m, 仙台:20h57m, 東京:21h04m, 大阪:21h10m
                   福岡:食なし
         明縁出現/ 月没の頃になり観測困難

 6月 7日 19h頃 プレセペ星団の食

 7月4日 火星食
   日中の現象。月齢1.5で月は目標にできない。見られるのは関東・中部地方以南の
   地域に限られる。
         暗縁潜入/ 東京:15h05m(32sec), 大阪:14h47m(16sec), 福岡:14h30m(12sec), 
                   鹿児島:14h28m(11sec), 那覇:14h20m(10sec)
         明縁出現/ 東京:15h26m(31sec), 大阪:15h33m(15sec), 福岡:15h34m(11sec)
                   鹿児島:15h39m(10sec), 那覇:15h47m(9sec)
         (カッコ内sec)は潜入出現に要する時間

 7月28日 ヒヤデス星団食
      δ1Tau(3.8等)の食
         明縁潜入/ 札幌:03h03m, 仙台:02h53m, 東京:02h48m, 大阪:02h46m
                   福岡:02h45m, 鹿児島:02h42m, 那覇:02h34m
         暗縁出現/ 札幌:04h02m, 仙台:03h56m, 東京:03h51m, 大阪:03h46m
                   福岡:03h42m, 鹿児島:03h40m, 那覇:03h31m
      δ2Tau(4.8等)の食
         明縁潜入/ 札幌:03h29m, 仙台:03h23m, 東京:03h19m, 大阪:03h15m
                   福岡:03h11m, 鹿児島:03h10m, 那覇:03h06m
         暗縁出現/ 札幌:04h32m, 仙台:04h20m, 東京:04h13m, 大阪:04h10m
                   福岡:04h06m, 鹿児島:04h02m, 那覇:03h48m

 9月22日 ζTau(3.0等)の食
         明縁潜入/ 札幌:04h04m, 仙台:04h09m, 東京:04h17m, 大阪:04h04m
                   福岡:03h48m, 鹿児島:食なし
         暗縁出現/ 札幌:05h13m, 仙台:04h57m, 東京:04h38m, 大阪:04h30m
                   福岡:04h22m, 鹿児島:食なし

 9月25日 05h頃 プレセペ星団の食

10月18日 εTau(3.5等)の食
         明縁潜入/ 那覇:04h24m  南西諸島のみ
         暗縁出現/ 那覇:05h12m

10月20日 ηGem(3.5等)の食
         明縁潜入/ 札幌:01h27m, 仙台:01h13m, 東京:01h06m, 大阪:01h00m
                   福岡:00h55m, 鹿児島:00h51m, 那覇:00h39m
         暗縁出現/ 札幌:02h21m, 仙台:02h23m, 東京:02h20m, 大阪:02h11m
                   福岡:02h01m, 鹿児島:02h00m, 那覇:01h51m

2020年
 1月10日 ηGem(3.5等)の食
         暗縁潜入/ 札幌:00h20m, 仙台:00h29m, 東京:00h36m, 大阪:00h34m
                   福岡:00h39m, 鹿児島:食なし
         明縁出現/ 札幌:01h31m, 仙台:01h31m, 東京:01h26m, 大阪:01h13m
                   福岡:00h47m, 鹿児島:食なし

 1月10日 μGem(2.9等)の食
         暗縁潜入/ 札幌:04h14m, 仙台:04h20m, 東京:04h24m, 大阪:04h26m
                   福岡:04h28m, 鹿児島:04h32m, 那覇:04h54m
         明縁出現/ 札幌:05h09m, 仙台:05h15m, 東京:05h17m, 大阪:05h18m
                   福岡:05h17m, 鹿児島:05h17m, 那覇:05h08m

 3月 2日 εTau(3.5等)の食
         暗縁潜入/ 札幌:22h21m, 仙台:22h21m, 東京:22h22m, 大阪:22h20m
                   福岡:22h17m, 鹿児島:22h19m, 那覇:22h27m
         明縁出現/ 札幌:23h13m, 仙台:23h21m, 東京:23h25m, 大阪:23h26m
                   福岡:23h25m, 鹿児島:23h26m, 那覇:23h23m

 3月 5日 μGem(2.9等)の食
         暗縁潜入/ 札幌:00h42m, 仙台:食なし
         明縁出現/ 札幌:00h59m, 仙台:食なし

  小惑星による恒星の食 2019年 好条件のリスト
M  D  h  m  Name            Dia(km) dur(s) dmag star              mag
01 08 29 50 (126)Vellenda       46.5   4.6   4.5 TYC 4941-00488-1  9.8 好条件
01 14 24 41 (671)Carnegia       63.7   5.5   4.7 TYC 2444-00173-1  9.5 絶好
01 16 24 52 (484)Pittsburghia   44.5   6.0   6.6 HIP 53233         7.8 絶好
02 06 28 11 (1637)Swings        49.7   4.9   5.9 TYC 2951-00612-1 10.0 好条件,低空
02 07 22 12 (1439)Vogtia        60.1   7.1   5.7 TYC 1906-00661-1 10.3 好条件

02 10 25 05 (216)Kleopatra     112.6  18.0   1.9 TYC 0152-02286-1  9.5 絶好
02 12 29 10 (571)Dulcinea       44.0   3.5   5.4 UCAC5 532-047602  9.5 好条件
02 21 27 29 (2025)Norita        45.0   3.4   7.2 TYC 1396-00766-1  8.4 絶好
03 18 22 30 (138)Tolosa         47.5   3.7   2.6 TYC 0276-00087-1  9.9 好条件
03 25 19 11 (80)Sappho          81.7   3.5   2.5 TYC 1297-01011-1 10.5 好条件

04 13 21 39 (740)Cantabia       94.5   3.5   4.5 TYC 1325-01376-1 10.1 好条件
04 19 28 18 (345)Tercidina     100.0   4.4   4.5 TYC 5755-00447-1  9.3 絶好
04 30 23 57 (794)Irenaea        41.0   4.2   4.2 TYC 5579-00113-1 10.3 好条件
05 09 20 46 (1297)Quadea        66.0   6.2   5.7 UCAC5 351-063923 10.0 好条件
05 10 25 47 (791)Ani           107.0  11.3   4.8 TYC 5743-01031-1  9.4 絶好

06 04 20 25 (712)Boliviana     132.0   6.4   4.2 TYC 4904-01418-1  9.8 好条件
07 04 20 18 (535)Montague       77.0   4.0   4.5 TYC 0290-00083-1 10.0 好条件
07 17 21 45 (134340)冥王星    2376.6  98.4   1.8 UCAC5 340-173206 12.9 注目
07 23 24 58 (4057)Demophon      50.1   3.0   6.6 TYC 6353-00220-1 10.4 好条件
07 28 26 28 (39)Laetitia       159.0  18.7   0.9 TYC 5222-00424-1  9.5 好条件

08 18 20 48 (439)Ohio           79.3   6.2   5.8 TYC 0506-02377-1  9.1 絶好
09 03 22 11 (60)Echo            61.0   5.4   2.3 TYC 5790-00493-1  9.7 好条件
10 08 18 50 (74)Galatea        123.0   5.4   3.7 TYC 6272-02325-1 10.0 好条件
10 10 19 39 (232)Russia         55.2   7.2   4.7 TYC 5816-00898-1 10.1 好条件
11 02 18 00 (74)Galatea        123.0   3.9   4.0 TYC 6289-01214-1  9.8 好条件

11 04 26 35 2014TW85           302.0  12.1  12.1 TYC 1237-00637-1  9.9 好条件
11 06 16 47 (250)Bettina        85.5  12.3   5.9 UCAC5 370-178804  7.3 好条件
11 12 26 07 (347)Pariana        96.4  24.9   3.0 UCAC5 560-029911 10.2 好条件
11 14 23 03 (119)Althaea        60.7   6.0   7.8 HIP 20205(γTau)  3.8 絶好
11 22 30 17 (704)Interamnia    333.0  11.4   2.2 TYC 5512-00184-1 10.5 好条件

12 10 23 16 2000YE2             87.1   3.5  14.9 TYC 1311-03164-1  9.4 TNO,好条件
12 13 20 45 (287)Nephthys       70.1   3.2   2.6 TYC 5826-00398-1 10.5 好条件
12 28 26 26 (387)Aquitania     106.0   6.4   3.7 TYC 0716-01063-1  8.7 絶好

   日付時刻: JST
   Dia(Km) : 小惑星の直径(Km)
   dur     : 継続時間(sec)
   dmag    : 減光等級

  変光星ミラの極大
2019年11月15日頃
 
  最遠と最近の満月
2019年
最近 2月20日 01h 地心距離 35.739万km, 視直径 33.3' = スーパームーン
最遠 9月14日 14h 地心距離 40.593万km, 視直径 29.3'
 
  月面X
上弦の頃に、明縁と暗縁の境界のクレーター(ブランキヌス,ラカイユ,プールバッハ 付近)
で「X」 の文字が浮かび上がることがあり、愛好家の間で「月面X」と呼ばれ近年人気があります。
掲載する日時はおよその中心時刻で、その前後1時間程度で観察できます。

2019年
 1月13日 22h50m頃 低空(東京の月没 23時15分)
12月 4日 16h50m頃 薄明(東京の日没 16時28分)

2020年
 2月 1日 20h30m頃 好条件



※ 出典,参考文献 日食と月食データブック 誠文堂新光社 Occultations by major and minor planets 2019 (Edwin Goffin) OCCULT Ver4.2.1.0 (David Herald) IAU Minor Planet Center ウエブサイト Comet Prospects for 2019 (Jonathan Shanklin) 国立天文台暦象年表 ウエブサイト 協力:内山茂男様 (日本流星研究会) 協力:相馬充様 (国立天文台)

更新履歴
2018. 5.20 初版掲載


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