2018.12.09 小惑星フィロソフィア による掩蔽の観測成果


 2018年12月09日 03時50分(日本時間)頃 観測された 小惑星フィロソフィア(227 Philosophia)による 11.3等星(TYC 2412-00887-1)食の結果です。
この現象において、石田正行さん(岐阜県関市へ遠征),山村秀人さん(静岡県焼津市へ遠征),小和田稔さん(静岡県森町) により食による減光が観測されました。 また、鈴木寿さん(静岡県浜松市)では、通過(食なし)が観測されました。
山村さんと小和田さんは、2回の増減光を観測しています。これは、小惑星の端部の地形によるも,未知の衛星の存在,光源の恒星が二重星であるなどの可能性が考えられます。
ご協力いただきました皆様には、この場を借りまして御礼申し上げます。

下図は整約計算の結果です。推定直径 100kmの小惑星に対して観測から 32.4km〜155.8km の小惑星の弦が求められました。
(更新:2019.1.10)

小惑星(227)Philosophia による掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2019.1.10)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです。


食の観測から得られたライトカーブ
以下は山村秀人さんにより観測された、食の瞬間から得られたライトカーブです。 たいへん興味深いことに、2回の増減光が記録されています。 これは、小惑星の端部の地形によるものか、未知の衛星が存在する可能性が考えられます。




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