2020.5.2 小惑星パティエンティア による掩蔽の観測成果


 2020年5月2日 22時50分(日本時間)頃 観測された 小惑星パティエンティア(451 Patientia)による 10.5等星(TYC 5631-009321-1)食の結果です。
この現象において、この現象において、以下の20地点で食による減光が観測されました。
細井克昌さん(福島県三春町),冨岡啓行さん(茨城県日立市),八重座明さん(茨城県日立市),洞口俊博(国立科学博物館), 内山茂男さん(千葉県柏市),相川礼仁さん(埼玉県坂戸市),中村宏次郎さん(埼玉県越谷市),橋本秋恵さん(埼玉県秩父市),笹沼範夫さん(東京都練馬区), 北崎勝彦さん(東京都武蔵野市),寺久保一巳さん(神奈川県愛川町),石田正行さん(福井県敦賀市へ遠征),渡辺裕之さん(岐阜県垂井町), 山村秀人さん(滋賀県米原市),浅井晃さん(三重県いなべ市),渡部勇人さん(三重県いなべ市),井田三良さん(滋賀県東近江市), 井上真さん(京都市),中村祐二さん(三重県亀山市),山下勝さん(大阪府池田市)
また、以下の3地点では通過が観測されました。
富樫啓さん(山形県大江町),柏倉満さん(山形県大江町),寺田隆さん(愛知県北名古屋市)

   観測者の配置マップ

ご協力いただきました皆様には、この場を借りまして御礼申し上げます。

下図は整約計算の結果です。推定直径 241kmの小惑星に対して、長径257.7km x 短径218.1km 位置角236.4度 の楕円形状が浮かび上がってきました。
さらに、多くの観測結果から、段階的な減光増光が確認されており、対象となった TYC 5631-009321-1 星は、未知の近接したほぼ等光度の重星であることが明らかになりました。 この結果から得られた重星の情報は、主星11.2等,伴星11.3等,位置角157.4°,離角79.2mas(=0.0792秒角) です。

小惑星(451)Patientia による掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2020.6.1)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです。
* 寺田さんは薄い雲を通して観測で、破線で示しています。


観測から得られたライトカーブ
以下は、北崎勝彦さん(東京都武蔵野市)と 山村秀人さん(滋賀県米原市) の観測から得られたライトカーブです。階段状の減光が記録されています。 これは、光源となる対象の恒星(TYC 5631-009321-1 mag10.5)が、近接した重星であるためです。


観測:北崎勝彦さん(東京都武蔵野市)
Observed by Katsuhiko Kitazaki. (2020.5.2 UT)


観測:山村秀人さん(滋賀県米原市)
Observed by Hidehito Yamamura. (2020.5.2 UT)


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