エジプト王朝の時代には、りゅう座α星(ツバーン)が北極星であったことは良く知られています。 実際に「J.H.Lieske の歳差式(短期間で厳密)」と固有運動を適用すると、現代(AD 2000年)の 北極星よりも天の北極に近かったことが分かります。りゅう座α星が天の北極に最も接近したのは、 BC 2800年の頃で、赤緯は、+89度54分24秒 で天の北極との角距離はわずか 5.6分 。月の視直径の 5分の1以下でした。 赤:現代(AD 2000年) 黄:BC 2800 年